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長崎県平戸市のがん患者医療用かつら助成について

がん患者の社会参加を後押ししようと、平戸市は県内では初めてとなる医療用のかつらの購入費用を補助するための独自の助成制度を新年度から新たに設ける方向で調整を進めています。

がん患者は、抗がん剤治療などの副作用で髪が抜けてしまうことがありますが、医療用のかつらの購入費は健康保険の適用外ですべて自己負担となっています。

こうした中、平戸市はがんになっても安心して暮らせる社会の構築に向けて、見た目の変化に悩むがん患者の社会参加を後押ししようと、医療用かつらの購入費用を補助するための独自の助成制度を新年度・令和2年度から新たに設ける方向で調整を進めています。

この制度では、1年以上市内に住み、がん治療を受けているか、過去に受けていた人を対象に、1人2万円を上限に治療証明書の取得費用とかつらの購入費用の50%を助成することを検討しています。

平戸市によりますと、市が行っている検診では、年間20人前後の市民ががんにかかっているのが新たに確認されているということです。

市は、年間10人ほどの利用を見込み、補助に必要な費用を新年度予算案に計上することにしています。

平戸市などによりますと、こうした取り組みを行うのは県内では初めてだということです。

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